歯の本数と先天性欠如、その対処法について

2023.05.03

歯の本数と先天性欠如、その対処法について

歯の本数は、通常、乳歯が20本、永久歯が32本存在します。しかし、遺伝的要因や発生学的な問題によって、一部の歯が生まれつき欠如していることがあります。この現象を先天性欠如歯（先天性歯欠損）と呼びます。本記事では、先天性欠如歯について解説し、佐世保矯正歯科での対処法を紹介します。

先天性欠如歯は、遺伝的要因や母体の妊娠中の影響、栄養不足などが原因で起こることがあります。欠如歯の位置や種類によって影響は異なりますが、歯並びや咬み合わせの問題、隣接歯の移動や過負荷が生じることがあります。

佐世保矯正歯科では、先天性欠如歯の状況に応じて、以下のような対処法を提案しています。

矯正治療：欠如歯のスペースを閉じたり、他の歯を移動させてバランスの良い歯並びを作るための矯正治療が行われます。この方法は将来に大きな問題を残します。
　　　　　犬歯誘導、側方運動時のガイドをうしなうのです。下記に詳しく書きます。

インプラント治療：欠如歯の位置に人工歯根（インプラント）を埋め込み、その上に人工歯を固定することで、自然な見た目と機能を回復させる治療です。

ブリッジ治療：隣接する健康な歯を支えに、欠如歯部分に人工歯を固定する方法です。インプラント治療が適用できない場合や、費用面での制約がある場合に選択されることがあります。

また、先天性欠如歯の早期発見が大切であり、定期的な歯科検診が推奨されます。特に子どもの場合、歯の発育に問題が無いかどうか、また将来的な矯正治療の必要性を把握するために、定期的な診察が必要です。

佐世保矯正歯科では、患者さんの状況や希望に応じて最適な治療法を提案し、美しい歯並びと機能の回復を目指します。

犬歯の役割、犬歯誘導とは？

良いかみ合わせは見た目の美しさだけではなく、機能性も重要です。歯列のかみ合わせは複雑な要素が絡み合い、犬歯誘導が重要な役割を果たしています。犬歯は前から3番目の歯で、槍のような形状があり、食べ物を切り裂くために役立ちます。犬歯誘導は、噛み合わせから横にずらしたときに犬歯だけが当たる状態で、奥歯の負担を減らし、歯を保護します。

奥歯は縦方向の力には強いが、横方向の力には弱いため、犬歯誘導がない噛み合わせでは、様々な症状が起こりやすくなります。これには、奥歯の亀裂や割れ、知覚過敏、痛み、虫歯の発生、歯周病の進行、顎関節症、歯の早期喪失が含まれます。

犬歯誘導が正常に機能している場合、顎を左右に動かしたときに犬歯が接触し、他の歯は接触しない状態になります。これにより、横方向の力が犬歯に分散され、奥歯への負担が軽減されます。しかし、犬歯誘導が不十分だと、横方向の力が奥歯にかかり、前述のような問題が発生しやすくなります。

歯科医師は、犬歯誘導の機能を評価し、必要に応じて治療を行います。治療方法には、矯正治療や歯の形状を整えることで適切なかみ合わせを実現するものがあります。また、顎関節症や歯周病の進行を防ぐために、定期的な検診や適切な口腔ケアが重要です。

犬歯誘導が正常に働いているかどうかを確認するためには、歯科医師に相談することが最善です。歯科医師は、患者の歯や顎の状態を評価し、適切なアドバイスや治療を提供してくれます。口腔の健康は全身の健康にも影響を与えるため、定期的な歯科検診が非常に重要です。犬歯誘導や他の歯の機能を維持することで、健康なかみ合わせと快適な食生活を実現できます。

要約すると、犬歯誘導は噛み合わせの重要な機能であり、奥歯への負担を軽減し、さまざまな歯の問題を予防する役割があります。犬歯誘導が適切に働いていない場合、奥歯に横方向の力がかかり、歯の亀裂や知覚過敏、虫歯、歯周病、顎関節症などの問題が発生しやすくなります。

歯科医師は、患者の犬歯誘導の状態を評価し、必要に応じて治療を行います。このレベルになると噛み合わせの専門医の診断に基づいて矯正治療を行う必要があります。

犬歯誘導の働きを確認するためには、噛み合わせの知識が深い歯科医師に相談することが最善です。
歯科医師は患者の歯や顎の状態を評価し、適切なアドバイスや治療を提供してくれます。
全身の健康にも関連する口腔の健康を維持するために、定期的な歯科検診が非常に重要です。
適切な犬歯誘導と他の歯の機能を維持することで、健康なかみ合わせと快適な食生活が実現できます。

佐世保矯正歯科